2019年 10月 の投稿一覧

本学学生が参加するSIAFラボ研究員とSIAF部による展覧会「光 みつめる 姿 みつめる展」が開催されました。

10月11日から14日の4日間、札幌市資料館を舞台に、3年生の宇佐飛紀くんも所属するSIAFラボ研究員とSIAF部とがつくる展覧会「光 みつめる 姿 みつめる展」が開催されました。

展覧会は、作品を制作するアーティストだけではなく、キュレーターやセノグラファー、コーディネータやメディエーター、展覧会エンジニア、広報など、多彩な専門家が関わり実現されます。

様々な人の関わりによって実現される展示ができるまでの過程を、これまでSIAFラボの様々なプロジェクトに参加し、知識やスキルの習得を目指すメンバーであるSIAFラボ研究員と、展示・イベントなどのコーディネート、アーティストの創作活動のサポートなどのスキルの習得を目指すSIAF部の2つのチームが挑戦する企画です。

会場には、数十本のテープ状のLEDが床に乱雑に置かれ、一見、数千個のLEDが秩序がなさそうに配置され光っているかのようで、じっくり見ていると、スパゲッティのように絡まり合うLEDテープにイメージが映し出されていることがわかる、という変わったディスプレイを用いたビデオ・インスタレーションです。
普段、目している高精細で四角形のディスプレイとは、どのような体験を提供しうるメディアなのか、と問い直してしまうような展示になっていました。

最終日には、SIAFラボプロジェクトリーダーの久保田晃弘氏をゲストに迎え、SIAF部がモデレーターを務めるトークイベントが開催され、SIAFラボ研究員による作品のプレゼンテーション、制作の裏側やプログラミングや電子工作など、作品制作の技術的な内容についてディスカッションが行われました。

仕事を持ちながら芸術文化に貢献していこうと考えている社会人の方々や、他大学の同世代との共同作業に、多くの刺激を受ける良い機会になったのではないかと思います。


SIAFラボ研究員&SIAF部 エキシビジョン・トライ

光 みつめる 姿 みつめる 展

https://siaf.jp/siaflab/2019/10/01/exhibitiontry/


SIAFラボ研究員×SIAF部 : 4日間の挑戦!!

 

「光 みつめる 姿 見つめる展 作品プレゼンテーション&トークイベント」を開催しました!

がんばれ!美術の時間in函館を行いました。

美術部応援プロジェクト「がんばれ!美術の時間in函館」を10月12日(土)に市立函館高校青雲記念館と美術室にて開催しました。今回の講座は基礎力を高める目的で①油彩基礎②デッサン初級編③デッサン中級編④バレリーナクロッキー⑤アクリル表現をラインナップ。悪天候のにもかかわらず30名の高校生が参加。約4時間半みなさん集中して制作に取り組んでいました。

ラジオ番組「たがりな!!」生中継に登場!

打ち合わせラジオ番組「たがりな!!」は、美術学科はもちろん音楽学科、地域社会学科、保育科のメンバーが所属しているのですが、今回は、10月5日、6日にかけて行われる本学の大学祭「橙丹祭」の告知をAir-G北川久仁子のbrilliant days×Fにて行いました。

収録中

収録では今回の目玉の「お笑いライブ」の告知や、ラジオ番組スタッフで運営するカフェを紹介し、和気藹々とした生中継となりました。

「Cafe たがりな!!」では、公式グッズとして美術学科の学生が制作した各キャラクターのステッカーや、ラジオでは語られなかったキャラクターの過去の話を収録したコミック、音楽学科で制作しているサントラCDなど、様々なグッズを限定販売します。

収録風景(グッズ類)

…ところで、最近の中継ってケータイとオーディオインターフェイスだけで出来てしまうんですね!(いろいろ不具合に悩まされることもあるそうですが)気がつかないうちにスゴイ世の中になっていました…

当日は、声優メンバーもお店に交代で入っていますので、推しキャラの中の人とも会えちゃうかも!?是非、遊びに来てくださいね。

記念撮影!

 

 

 

大藪雅孝展「アトカタ」アートディレクションをおこないました

ポスター

7月26日〜9月16日にかけて行われていた日本を代表する画家・大藪雅孝の没後初めての展覧会「アトカタ」のアートディレクションをグラフィックデザイン専攻の島名研究室で行いました。

大藪氏は、様々な伝統技法や画材に触れる中で、水性で油絵具と同じ表現ができるだけでなく機動性があり、同じく水性の日本画材(岩絵具等) との併用可能な先人達が望んでも出来なかった日本人が描く「日本の絵」を表現できる混合技法(ミクストメディア)の先駆者でありました。病床においてなお次世代へ繋ぐことを考え、美を探求した彼の意思を表現するため、展覧会タイトルを「アトカタ」と決定しました。

図録

図録はページがしっかり開く少し珍しい「コデック装」を選択し、小さめの紙面ながら最大限に作品を見せることができるようにしています。

図録

 

会場は通常の展示空間や通路、和室とバリエーションに富んだため、屏風や絵画、立体等、様々な作品群をコーナーに分けるなど、観覧者の導線を考えながら配置を行い、各コーナーには大藪氏の人となりがわかるようなインタビューを元にしたキャプションを制作しました。

展覧会はおよそ2000名の観覧者を集め、大盛況のうち終了しました。

 

ひとりの作家の人生を学ぶとともに、いちから展示会をつくるという貴重な経験を積むことができました。

会場風景

会場風景