10月11日から14日の4日間、札幌市資料館を舞台に、3年生の宇佐飛紀くんも所属するSIAFラボ研究員とSIAF部とがつくる展覧会「光 みつめる 姿 みつめる展」が開催されました。
展覧会は、作品を制作するアーティストだけではなく、キュレーターやセノグラファー、コーディネータやメディエーター、展覧会エンジニア、広報など、多彩な専門家が関わり実現されます。
様々な人の関わりによって実現される展示ができるまでの過程を、これまでSIAFラボの様々なプロジェクトに参加し、知識やスキルの習得を目指すメンバーであるSIAFラボ研究員と、展示・イベントなどのコーディネート、アーティストの創作活動のサポートなどのスキルの習得を目指すSIAF部の2つのチームが挑戦する企画です。
会場には、数十本のテープ状のLEDが床に乱雑に置かれ、一見、数千個のLEDが秩序がなさそうに配置され光っているかのようで、じっくり見ていると、スパゲッティのように絡まり合うLEDテープにイメージが映し出されていることがわかる、という変わったディスプレイを用いたビデオ・インスタレーションです。
普段、目している高精細で四角形のディスプレイとは、どのような体験を提供しうるメディアなのか、と問い直してしまうような展示になっていました。
最終日には、SIAFラボプロジェクトリーダーの久保田晃弘氏をゲストに迎え、SIAF部がモデレーターを務めるトークイベントが開催され、SIAFラボ研究員による作品のプレゼンテーション、制作の裏側やプログラミングや電子工作など、作品制作の技術的な内容についてディスカッションが行われました。
仕事を持ちながら芸術文化に貢献していこうと考えている社会人の方々や、他大学の同世代との共同作業に、多くの刺激を受ける良い機会になったのではないかと思います。
光 みつめる 姿 みつめる 展
https://siaf.jp/siaflab/2019/10/01/exhibitiontry/