2019年3月に札幌駅構内コンコースにオープンする「アイヌ文化を発信する空間」、そのメインコンテンツとなるアニメーション制作のため、フランス人アニメーション作家のボリス・ラベさんがリサーチのため来札しています。

・ボリス・ラベさんHP:https://www.borislabbe.com/

・SIAF関連トークイベント「アニメーション作家 ボリスラベが見た札幌・北海道」:http://afsapporo.jp/wp-content/uploads/2018/07/20180804-CONF-ANIMATION.pdf

 

第19回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞作品「Rhizome」:http://archive.j-mediaarts.jp/festival/2015/animation/works/19an_rhizome/ より

ラベさんの代表作といえば、フランスの哲学者ジル・ドゥルーズと精神分析家フェリックス・ガタリの共著となる1980年刊行の試論「千のプラトー」のリゾームという概念を映像化し、メディアアートやアニメーションなど異なるジャンルのフェスティバルなどで評価を得ている作品ではないかと思います。

細川 麻沙美先生が担当するコンテンポラリーアートの最終回は、フランス人アニメーション作家のボリス・ラベさん、そしてアイヌ文化に関するコーディネートを担当する女性ヴォーカルユニットMAREWREWメンバー、マユンキキさんのお二人をゲストに迎え授業が行われました。

ボリス・ラベさんからは、学生時代に学んできたことから、アニメーション作品「rhizome」の上映、そして、今回の新しい取り組みについてご説明いただきました。そしてマユンキキさんからは、アイヌ文化に関する解説や、アイヌの伝承歌謡ウポポの一つを教えてもらい、受講している学生らと輪唱を楽しみました。質問もたくさん出て、刺激的な時間となりました。札幌駅構内コンコースにオープンする「アイヌ文化を発信する空間」で、新作はどの様な映像作品になるのか発表も楽しみです。