さっぽろ垂氷まつりって、何のお祭り?
札幌の冬のお祭りは「雪まつり」だけじゃないんです!
垂氷(たるひ)とは、あまり聞いたことのない言葉ですが、「つらら」の古語名で、寒くなると屋根から垂れ下がってくる見慣れたあの現象のことです。雪まつり期間と同時期に大通り公園の西側に位置する札幌市資料館で開催されている「さっぽろ垂氷祭り」は、北国の暮らす私たちにとっては身近な存在でもありながら、最近の高気密、高断熱の建築が立ち並ぶ街中では、あまり見かけなくなった「つらら」をテーマに、アート、サイエンス、暮らし、文化など様々な側面から札幌の冬を再発見するイベントです。
第2回となる今回は、「つららと建築」「札幌の冬の暮らし」に焦点をあてたプログラムを展開され、会場には、回転しながら作られた氷柱の彫刻作品や、雪まつりの貴重な映像や資料などが展示されました。
メディア表現領域の1年 中駄莉菜さんと新井田早栄さんが、チラシのデザイン、そして実際に北海道で育ったつららをスキャンして3Dプリントしたアクセサリー「つららアクセサリー」のパッケージデザインを担当。
雪の積もった家に垂れ下がるようにディスプレイされた「つららアクセサリー」のパッケージは、アクセサリースタンドとしても利用できる優れもので、限定販売したアクセサリーは、すべて手作りのため大量生産品できず、期間中に完売してしまいました。会場で買えなかった方はまたの機会を楽しみにしていてください!