教育実習事前事後指導という講義があります。今日はそのプログラムの中でも特に重要な「教育実習報告会」を行いました。教育実習に行った美術学科の4年生が、来年度実習にいく3年生に向けて、教育実習での詳しい内容やアドバイスなどをスライドにまとめ発表するというものです。美術学科ではアートキャラバンの活動を通して縦のつながりを大切にしてきました。常に先輩たちの行動をみながら後輩たちがいろいろなものを繋いでいく。今回の報告会も先輩たちは教育実習に対する期待や不安を後輩のためにわかりやすく話してくれました。個人的に苦労したこと、参考にして欲しいこと、対生徒との触れ合いの方法、実習日誌の対応、授業の作り方、健康面のことなど多岐にわたります。実習先も中学校、道立高校、市立高校、私立高校、美術科のある高校それぞれに学校の性質や特色が異なるのでこの報告会はとても貴重な機会となっています。今日報告してくれた中には教職課程の最終的な目標である「先生になる」を達成し、教員採用試験に合格した2名も含まれていて後輩のたちの実現可能な目標になっています。4年制となり中学校1種、高校1種を取得できるようになり6年連続で美術教師を輩出してきました。その裏づけはこうした地道な取り組みの成果であると信じながら「ONE TEAM」で進んでいきたいと思います。