コンシューマーゲーム開発における音楽・美術制作

ゲーム開発において、音楽や美術を専門とする方々がどのように関わられているのか、ご存知でしょうか?

宇宙開発、ヴァーチャル楽器、3DCG、情報デザインなど各種分野のソフトウェアエンジニアを経て、コンシューマーゲームの開発を行う一方で、数々のメディア芸術作品のサウンドやビジュアルに関わられてこられた株式会社スマイルブーム開発部であり、SIAFラボテクニカルフェローの藍 圭介先生をお招きし、音楽や美術がどのようにコンシューマーゲームの開発に関わっているのか、詳しくお話しいただきました。

ゲーム開発環境を利用し制作されたアート作品の紹介や、芸術性の高いゲームタイトル、またゲームの新しい動向や各パートで利用されるスタンダートなソフトウエア、注目を集めるソフトウエアなども紹介していただきました。そして実際のお仕事の中で、美術や音楽の専門性がどのようにゲーム開発に関わっているか、実際にサウンドデザイナーへどのような形で依頼がされるのか、また各シーンの状況やステータスの変化がサウンドによってどのように臨場感を与えられるのか、そしてフォトリアルなゲームのビジュアルが、ラフからリッチな情報になっていくまでの過程なども詳しく解説していただきました。その後、学生からのたくさんの質問にも丁寧に答えていただき、これから何をしなくてはいけないのか、多くの学生の刺激となったのではないかと思います。