ブラザーさんによるコンピュータ刺繍ミシン講習会。

コンピュータで作ったイラストやグラフィックは、ディスプレイで見るだけではなく、プリンタで紙に印刷することができきますが、プリンタの世界は、多様化しており、レーザー加工機、そしてUVプリンタなどでアクリルや革、マグカップなどの陶器、そして3Dプリンタによって立体物自体もプリントすることができるようになってきました。その他にも、様々な出力デバイスによって、コンピュータで設計した情報を実体化することができるような道具たたくさんありますが、自分たちで描いたイラストやグラフィックを「刺繍」として出力することができるコンピュータ刺繍ミシンを、みなさんはご存知でしょうか?本学にも様々なタイプのプリンタがありますが、今日は、コンピュータ刺繍ミシンをご紹介したいと思います。

こちらは写真のように見えますが、実はデジタル画像をコンピュータ刺繍ミシンで刺繍にしたものです。刺繍のいとを利用して濃淡を作る方法などを見比べられるサンプルなどもお持ちいただきました。本学に設置しているコンピュータミシンを実際に開発されてきたブラザーさんに、直接、お話を伺う機会をいただくことで、開発の苦労した時のお話や、画像を刺繍データに変換するソフトウエアの使いなども丁寧に教えていただきました。

丹念に人の手で作られた刺繍も豊富な経験や熟練の技を必要とする素晴らしい工芸品ですが、コンピュータミシンによって精巧に再現された、手作業とは少し異なる刺繍を目にし、少し興奮気味の学生たち。そうした反応が嬉しいと、色々な可能性を教えていただき有意義な時間を過ごすことができました。色々なアイデアが実現できたら、またお呼びして意見交換ができればと思います。